春先に八百屋さんで見かける「蕨(わらび)」。
トロッとした粘りが最高で、お浸しなんかで食べると美味しいですよね。
そんな山菜であるわらびをぬか漬けにするとどうなる?と試しに漬けてみたところ、
食べやすくて美味しいぬか漬けに変身してくれました。
今回はそんなわらびのぬか漬けをご紹介していきたいと思います。
![](http://nukazukedanshi.com/wp-content/uploads/2020/02/ぬかこTwitter用.jpg)
時期が限られるわらび
わらびの旬は春から初夏です。
3月中旬ごろから九州で採れ始め、4月〜5月で本州に入り、6月頭で東北などで旬を迎える山菜です。
全国に自生している山菜で、春時期に採れる若芽を食用にします。
ちなみにわらびの根にはデンプンが多く含まれていて、
わらび餅のもととなるわらび粉が作られます。
ぬか漬けにする部分は茎だけでもいいですが、
僕は頭の部分も好きなので、全体的に漬けていますね。
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わらびはアク抜きが重要
新鮮なわらびは産毛がたくさんついています。
そして鮮度が落ちると茶色く変色してきますので、選ぶ時は出来るだけ緑色のものを選ぶといいでしょう。
さらにわらびはアクが強いので、そのまま食べることはできません。
鮮度が落ちるスピードも速いので、買ってきたらすぐにアク抜きをするのがおすすめです。
アク抜きで使うのは重曹
わらびのアク抜きには重曹を使います。
重曹には、食用、薬用、工業用があり、食用の重曹を使用してください。
薬用(水酸化ナトリウム)も使えるのですが、お値段が高いですね。
そして工業用(掃除用)は口に入れるのはNGなので、使用しないでください。
食用重曹は製菓材料を扱う売り場で多く見かけます。
100均なんかで売っている食品添加物としての表示(食用、掃除両方OK)があるものでも大丈夫です。
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アク抜きのやり方は簡単!
まずはお湯を沸かします。
沸騰したら重曹をを入れます。
重曹の分量は1リットルに対して3g(小さじ1弱)程度が目安です。
わらびは下の硬い部分をカットしてお湯の中に入れます。
そして、わらびを入れたら火を止めます。
お湯がしっかり冷めたら水洗いして、さらに一晩水につけると完成!
夜に仕込んでおいて、翌朝ぬか漬けにするのがいいですね。
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アク抜きが終わればぬか床に入れるだけ!
アク抜きさえ終わってしまえばこっちのものです。
あとはぬか床に埋め込むだけ!
塩揉みなど、特に必要はないかと思います。
そして漬け込んでいるうちにお浸しを楽しみましょう。
食べやすい大きさに切って、鰹節をかけて醤油をかけたら完成!
あ〜美味しい!
春を感じる味です(笑)
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漬け時間は半日〜1日
アク抜きの過程で火が入っているので、わらびは早めに漬かり上がります。
半日〜1日程度ですかね。
もちろんお好みで調整してみてください。
この日は1日漬けたと思います。
トロっとしていて味にクセもなく、香りの良いとても美味しいぬか漬けになってくれていました。
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旬は食うべし!
わらびのぬか漬け、いかがでしたか?
食べると春を感じることができますし、
「あ〜、日本人でよかったなぁ。」
なんて思ってしまいます(笑)
アク抜きは多少面倒ですが、旬は食うべし!
お浸しと共にぬか漬けも楽しんで、春を感じてはいかがでしょうか。
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