旬の時期が1年の中で1ヶ月程度と短い実山椒。
昨年冷凍の「5月採取の和歌山県産ぶどう山椒」を手に入れて1年間、
足しぬかの際、とても使い勝手が良く気に入っていたのですが、
実山椒を自分で仕込んでみたい!
と思っていました。
そんなある日、友人のバイオリニストがTwitterで生の実山椒を仕込んでいる投稿を目にして、
これは是が非でもやらにゃならん!
と謎の使命感を抱いた僕は、どこで生実山椒を手に入れたのか、どうやって仕込むのかも含め、
「姐さん教えてください!」
と、ここぞとばかりに色々質問してみました。
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東京だと出会うにも運が必要
話を聞くと、彼女は毎年この時期に1年分の実山椒を仕込むという猛者でした。
そして生の実山椒はちょっと大きめのスーパーじゃないとなかなか置いていないとのこと。
しかも大体5月〜6月の短い期間しか売られていないので、出会えるかは運次第…
僕がよく行くスーパーでは今まで見たことがないし、
残念ながら今年は無理かなぁ〜なんて思いました。
が、しかし、
ランチ終わりでいつもと違うスーパーにふらっと入って店員さんに聞いてみたら、
ありました!
ヤッタァ!
でも50g…少ない(泣)
しかも最後の1個(号泣)
とはいえ運良く手に入ったので、お家に帰って早速仕込んでみます。

実山椒の仕込み方
まずは実山椒の小枝から実を離します。
僕はプチプチと手で切り離しましたが、ハサミで切っても良いかと思います。
量が少ないと思っていましたが、結構時間がかかりました。
めんどくさいと思う方は、茹で&冷凍済の実山椒を買う方がコスパ的に良いかもしれません。
そしてお湯を沸かして塩を投入。
1ℓあたり小さじ1が目安になります。
さあやってまいりました!実山椒をINします!
茹で時間は1分弱でOK。
ちなみにぬか床用と普通に食べる用では下処理の時間が違うようです。
今回はぬか床用に仕込むため、この茹で時間にしました。
そしてお湯を切って水にさらします。
水にさらすことで辛味を調節するんですね。
こちらの時間もぬか床用ということで10分程度にします。
友人は普通に食べる用なので、茹でる時間は5〜6分、水にさらす時間は30分〜お好みでとのことでした。
あとはキッチンペーパーなどで水を切って、
ジップロックに入れて冷凍庫へポイ!
実山椒は冷凍しておけば1年くらい平気でもつので、手に入る時期にたくさん仕込んでおくのが良さそうですね。

さっそく足しぬかに使用
ちょうど足しぬかの時期だったので、さっそく実山椒を使ってみました。
生のままだとそこまで香りは強くなかったのですが、茹でることにより香りがパッと強くなった!
不思議です。
これでしばらくぬか床を休ませてからぬか漬け再開!
非常に楽しみな今日この頃です。
あ、足しぬかのやり方はこちらをどうぞ!
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手間がかかるのもまた楽しい
生実山椒レポート、いかがでしたでしょうか。
手間はちょっとかかりますが、ぬか床用にカスタマイズできますし、
1から仕込むのもまた良しでございます。
ちなみに生の実山椒を予約式で販売しているところを発見!
飛騨高山産の青実山椒(生山椒)
はい。予約してしまいました(笑)
到着は6月中旬だそうです。楽しみ〜!
届いたらぬか床用と食べる用両方仕込みたいと思います!

飛騨高山産の青実山椒(生山椒) が届いたのでレポート
5月30日に注文した「飛騨高山産の青実山椒」が、6月7日に届きました。
僕が注文したのは300gですので1パック150gです。
早速仕込み開始!
と張り切っていたのですが、やれどもやれども終わらない(泣)
1パック分剥がし終わるのに45分。
もう飲まずにはやってられませんでした(笑)
ほろ酔い気分で剥き剥きすること1時間半、茹でに入ります。
今回は「ぬか床用」と「食べる用」の2パターン仕込みました。
「食べる用」は「ぬか床用」に比べて若干色がくすみましたね。
ちなみに「食べる用」は「ちりめん山椒」にしたり、ラーメンにちょっと入れたりが美味しいんだとか。
面倒でしたが、終わってしまえば愛着が湧いてきました(笑)
みなさんもよろしければお試しあれ!