ある日ぬか床を開けたら表面が真っ白に…
いきなりそんな経験をするとびっくりしますよね。
カビが生えたのかな?
捨てないと…
ちょっと待ってください!それはカビじゃありません!
という事で今回はぬか床が白くなる理由と対処法をお伝えしたいと思います。
白いのはカビじゃない!?
ぬか床の表面が白くなるのはよくある事なのです。
実はぬか床が発酵している証拠!
白さの正体は産膜酵母(さんまくこうぼ)というもので、空気の大好きな酵母菌が増えすぎた時にぬか床の表面が白くなるという訳です。
一見白カビに見えてしまうかもですが、違いますのでぬか床を破棄したりしないでくださいね(笑)
産膜酵母は気温が上がって発酵が進んでいる時や、混ぜるのを長い間サボってしまったときによく出現します。
薄く出ている場合はそのまま混ぜちゃって大丈夫ですが、結構酷い場合は白い部分がヌチャっとした感触になり匂いも良くないので、白い表面を取り除くのが良いかと思います。
手で取り除くのが嫌な方は、スプーンなんかで表面を掻くように取り除いちゃってください。
ぬかどこの混ぜ方、YouTubeも是非ご覧ください!
白くさせないためには?
冒頭にも書きましたが、産膜酵母によって表面が白くなるのはぶっちゃけよくある現象なのでさほど気にしなくても良いかと思います。
まあ、混ぜるのをサボりすぎている場合は、
「ごめんね」
とぬか床に謝りつつ、サボらず混ぜ混ぜしてあげてください(笑)
あまりにも頻繁に出る場合は、発酵を緩やかにするために塩を足してあげるか、足しぬかをしてあげると改善すると思います。
足しぬかのやり方はこちら! ぬか漬けをやっていると、ぬか床に入っているぬかの量がだんだんと少なくなってきます ... 続きを見る
【足しぬか】減ってきたら足しましょう!全然難しくない足しぬかのやり方
あと発酵がひどいなと感じた場合は、冷蔵庫管理にしてあげるのも手です。
連日30度越えの暑い日が続く場合などは、僕もマメに冷蔵庫に入れています。
白いポツポツやフワフワはカビの可能性有り
僕はまだ経験がないのですが、白いポツポツやフワフワした白い物体はカビの可能性があります。
そこまでいくとお手上げの可能性があるので、残念ですが新しいぬか床でリスタートするのが良いでしょう。
ただ少々ズボラ管理してしまってもぬか床をダメにすることは滅多にありません。
僕は過去夏の暑い日に5日間常温でぬか床を放置したことがあります。
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見るも無残な状態になってしまいましたが、表面のぬかを取り除いてことなきを得ました。
ぬか床って意外と強いもんだなというのが、ぬか漬けを始めて4年目の僕の感想です。
毎日きちんと管理するのが一番良いですが、気にしすぎるとめんどくさくなるのが人情というもの。
適度に手を抜きつつぬか床ライフを楽しんでいただきたいですね!
気楽に楽しいぬかライフを!
ということでぬか床が白くなった時は、
①表面がうっすら白い場合はそのまま混ぜ込む
②ひどい場合は表面を取り除いて発酵を抑える対策をする
というのが良いかと思います。
ぬか床の表面変化はよくあることなので、突然白くなっても慌てず対処してみてくださいね。
ちなみに表面が黒くなった時の対処法についても書いていますので、よろしければこちらもご覧ください。
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