春が近づいてくるとスーパーで見かける「たけのこ」。
煮たり、たけのこご飯にしたりと美味しい調理法はたくさんありますが、意外や意外!ぬか漬けにしても美味しい食材なのです。
下処理は少し面倒ですが、たけのこごはんを作るついでに是非とも挑戦してみてはいかがでしょうか。

下処理に使われるのはなんと生ぬか!
竹の子を買ってきたら軽く洗い、芽が出ている頭の部分を切り落として、縦に切れ込みを入れます。
そしてお鍋に水を張り、皮付きのまま茹でていくのですが、ここで一緒に投入されるのがなんと「生ぬか」なのです!
生のたけのこには特有のえぐみがあり、そのえぐみを取るのと、たけのこの旨味を引き出すために「生ぬか」が使われるのです。
えぐみの正体はシュウ酸
たけのこのえぐみの正体は「シュウ酸」なのですが(ほうれん草なんかに含まれてるやつ)、米糠に含まれているカルシウムがシュウ酸に作用することで、えぐみを感じない成分になるんだそう!
いやはや、ぬか漬けを愛する者にとっては鼻が高い話ですね!
ちなみに米のとぎ汁で代用してもOKのようです。

生ぬかは大体1掴み程度
入れる生ぬかの量は、大体1つかみ程度です。煮る量によって調整してみてください。
そして沸騰したら弱火にし、落とし蓋をしてから1時間弱煮ていきます。
時間はかかりますが、大切な作業ですので抜かりなく!!
…ぬかだけに(ヌカギャグ)

太い部分に火が通っていたらOK!
時間を見て、たけのこの太い部分に串を刺してみましょう。
これでスッと串が入ったらOK!水でしっかり冷やしてから皮を剥きます。
茹でる前に縦に包丁を入れているのでさっと皮が剥けるはずです。
あとは適当な大きさに切ってぬか床に投入するだけ!
美味しいぬか漬けになるのを楽しみに待ちましょう!

漬け時間は2日程度がおすすめ!
たけのこは1日程度だと甘みがあり、2日位漬けるとその甘みが落ち着き漬物らしくなります。
僕は2日目位が美味しく感じました。
たけのこご飯のお供にたけのこのぬか漬け
この時は一緒にたけのこご飯も炊いたので、たけのこご飯をたけのこのぬか漬けと食べるという、なんとも不思議なコラボがちょっと面白かったです(笑)。
ちなみに先端の柔らかい部分より、根元の硬い部分の方が歯応えがあって僕は好きですね。
たけのこの煮物も美味しかったなぁ。
手間はかかりますが、春先にしかおいしいたけのこは食べれませんから、スーパーなどで見つけた際は是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか!
