僕はぬか漬けも大好きですが、梅干しも大好きです!
唐突な始まりですが、今回はジップロックで作る梅干しをご紹介します。
ぬか漬けのミニサイトなのは重々承知していますが(笑)、2021年に初挑戦したところとても美味しく仕上がったので、来年に向けて自分の回顧録兼用でこの記事を書きたいと思いました。
そしてぬか漬けとともに皆さんと共有できたら良いなと思います。
しょっぱい梅干が大好きなんです
僕の幼少期、我が家ではおばあちゃんが梅干しを漬けていました。
昔ながらのしょっぱい梅干しで、とても大好きだった記憶があります。
因みに僕は甘い梅干が苦手で、初めて食べた時「こんなの梅干しじゃない!」と涙した記憶があります(笑)
ということで今までは通販などでしょっぱい梅干しを手に入れていたのですが、6月に八百屋さんに行ったところ南高梅が所狭しと並んでいるのを見て、
自分で作ってみよう!
と思ったのです。
梅干し作りに必要なもの
どうやって漬けるかをご説明する前に、梅干し作りに必要なものを書いておきます。
・塩(梅の重さに対して10%〜18%お好みで)
・お酒(度数の高いもの)
・ジップロックLサイズ2枚
・紙袋(必要であれば)
・重石(必要であれば)
・梅干しを干す道具(干しネットやザルなど)
・保存びん(梅酢用)
<紫蘇入りにする場合>
・紫蘇
・塩(紫蘇の重さに対して18%程度)
人それぞれだと思いますが、僕はこれらを用意しました。
完熟梅を手に入れて
こちらが初めて手に入れた南高梅です。
完熟梅で1kgで1,800円くらいでしたでしょうか。
ちょっと高いななんて思いつつ、お店で買う梅干しは1kg3,000円くらいしますからまぁ許容範囲かなと。
因みに青梅はシロップや梅酒にすると良いみたいですね。
まずはこちらの南高梅をボールに入れてこすり洗いをします。
そしてヘタを取っていきます。
爪楊枝をヘタと身の隙間に入れてクルンと回すと簡単に取れますよ。
ヘタを取ったら水分を拭きとって、
ジップロックに入れます。
この時梅酢と塩をぬりながら入れるのがコツだと梅干し屋さんから聞いたのですが、今年は初年度ということで梅酢を持っていなかったので割愛しました。
来年はやってみようかな。
そしてお塩を準備します。
塩分濃度は10%〜18%が良いと言われています。
今回は13%にしました。
そのお塩をジップロックに投入し、アルコール度数が高めのお酒を50mlほど入れます。
殺菌するために入れるようで、お酒の種類は普通の焼酎やホワイトリカーなど人によって違うようです。
僕はうちにあったウイスキーを入れました。
そしてお塩をジップロックに入れ、梅に擦るように塗り込みます。
梅の表面を傷つけることで梅酢が早く上がるのです。
そして空気を抜いてチャックを閉じます。
ストローを刺して吸い込みながら空気を抜くとしっかりできると聞いたのですが、ウイスキーを入れたからか結構むせました(笑)
できる範囲でやれば良いと思います。
そしてここでジップロックを2重にします。
これ結構重要で、後ほど少し触れますが、知らぬ間に穴が開いていて梅酢が漏れたら大変だからです。
あとは暗くて涼しいところに置いて重石を載せるんですが、場所がイマイチ見つからず…
ということで紙袋に入れることにしました。
頭いい〜!
重石は辞書で代用。
漢和辞典さんすまん(笑)
これで2〜3日経つと梅酢が出てくるのです。
3日後
どうなっているのか知りたかったので、3日後紙袋から出してみると、
おぉ〜梅酢が出てきてる!
ちょっとテンションが上がりました。
で、梅酢が上がってくると袋の空気がぬきやすくなるので、しまう前にしっかり空気を抜いてやりましょう。
10日後紫蘇を入れる
大体10日くらい経つと梅酢が完全に上がってきます。
僕は12日後にしました。
うーん、いい感じ!
そしてここから大好きな紫蘇を入れていきます。
梅干しを漬ける時期って面白いもんで、6月中旬くらいから完熟梅が店頭に並び始め、6月下旬ごろにになると紫蘇が並び始めるという(笑)。
自分でやってみて初めてわかることも多いので楽しいですね。
ということで紫蘇を買ってきて葉っぱをむしって、
水で洗いしっかり水切りをします。
そして塩を投入するのですが紫蘇の重さの18%くらい用意。
それをまずは半分くらい紫蘇にかけ、しっかり揉みましょう。
うひゃ〜
よあけぇ〜まえ〜の〜ムラサキの〜ハイウェ〜い
だわ〜
…分からない方はスルーして下さい(舘ひろ●さんすんません)
そして紫色の水を捨て、残り半分の塩を入れまたまた揉み込みます。
ここでしっかり紫色の水を出すのがポイントです。
水分をしっかり取ったらお玉1杯分の梅酢を入れてほぐし、
梅の中へ投入!全体的に散らします。
最後に空気を抜いて袋を2重にしましょう。
あとは梅雨明けを待つばかりです。
梅雨の間暇だったので紫蘇無しバージョンも仕込んでみた
梅雨明けまでの間暇だったので、
梅雨明けが待ちきれなかったので、もう1kg仕込むことにしました!
これもまた面白い話で、7月に入ると完熟梅がべらぼうに安くなるんですよ。
この時買った値段は900円。
半月前の半額(笑)。
お得に楽しみたい方はこの時期を狙うのも手ですね。
ということで前と同じ手順でしっかり仕込みます。
と言いつつ同じじゃ面白くないので今回は紫蘇を入れないバージョンを作ることにしました。
なのでこのまま梅雨明けを待つだけです。
あ、そうそう、漬け始めて2日後にジップロックを2重にしていた効果が出ました。
つまり袋が少し破れていて梅酢が漏れたということです。
塩揉みの際自分で傷つけちゃったんだと思います。
ということで袋は必ず2重にしましょう!
因みに紫蘇を入れたバージョンは梅酢漏れもなくいい感じに赤く染まっておりました。
あー!このままもう食べたい!
なんて思いつつ梅雨明けを待ちます。
梅雨が明けたので干していく!<土用干し>
7月18日梅雨が明けました。
6月12日に漬け始めたから約1ヶ月ってとこですね。
う〜ん、しっかり漬かっています!
ということで梅を干していきましょう。
因みにこれを土用干し(どようぼし)と言います。
土用干しとは夏土用の時期に行われる年中行事のことで、衣類や本などを干したり水田の水を抜いたりします。
梅干しもこの時期に干すので「梅の土用干し」と呼ばれてるのです。
まずは梅酢をザルでコシて、
キッチンペーパーで軽く拭きながら干し野菜用のネットに並べていきます。
本来はザルで干すのですが、置くスペースが無かったため干し野菜ネットで代用しました。
あー、残念ながら結構潰れちゃってました。
これは来年へ向けての課題になりそうです。
梅と一緒に紫蘇も天日干しします。
因みに干し野菜用のネットは100均で買った洗濯用ネットを使っています。
干し野菜も干せるし安くて便利ですね。
ネットやザルは通販でも手軽に買えますよ。
毎日ひっくり返しながら3日間干す
今回は梅を干しましたが、干さなくても食べられるようです。
ただ干した方が長持ちするんですね。
昔の人の知恵に脱帽です。
形の悪いものを食べてみましたが、これはこれで美味しい!
でも味の深みがそれほどないような気がします。
さて干し方ですが、1日目は朝干して昼に裏返し、夜室内に入れます。
2日目以降も昼にひっくり返します。
ネットに梅がひっつきやすいので、慎重に取り外しましょう。
夜は干しっぱなしにして夜露にあてることで梅が柔らかくなりますよ。
梅酢も天日干し
因みに梅酢は煮沸消毒した瓶に入れて、こちらは1日天日干しをします。
太陽に当てて殺菌するってことですね。
まる1日太陽の光に当てたら、ざるにキッチンペーパーをしいてコシます。
あとは煮沸消毒した瓶に移し替えて完成!
すみません、お酒の瓶がちょうどよかったもので(笑)
この梅酢できゅうりなんか漬けるとまた美味しいんですよ!
あとは炭酸と割って飲んでもいいし、賞味期限とか特にないので保存して楽しむことにします。
完成
さて、3日間梅を干しました。
結構カラッカラになりましたね。
それを取り出して容器に入れ、
梅酢を適量かけたら完成!
梅酢の量はお好みで大丈夫です。
僕は容器の半分くらい入れました。
そして一口!
うま〜い!!
初めての梅干し、大成功でした!
紫蘇無しバージョンも同じく干していく!
紫蘇ありバージョンが完成したので、紫蘇無しバージョンも干していきましょう!
これは7月3日に仕込んで干しはじめは7月22日でした。
約20日間ですね。
ということで梅酢を切ってネットに並べていきます。
紫蘇バージョンより形がしっかりしてます!
やったね!
そして3日間干しました。
きれいに仕上がりましたね!
こちらはジップロックに梅酢と共に入れて保存することにしました。
紫蘇バージョンよりも少し固い感じがしましたが、こちらも美味でございました!
時が経つとさらに深みが増します
完成した梅干し、毎日ちょっとずつ食べていますが、時が経つごとに味に深みが増している気がします。
だから熟成梅干しの年代物は値段が高いんですね。
これもまた梅干しをつけたからこそわかるものです。
ということで自分の回顧録も兼ねて梅干しの漬け方を書きました。
今は9月で来年の6月までまだまだ時間はありますが、これを読んだ方が6月に梅干し漬けてみよう!と思っていただけると嬉しいです。
ぬか友さん、梅友さん、6月になったら一緒に梅干しを仕込んで楽しみましょうね!