ぬか漬けをやっていると、野菜から出る水分が増加して、ぬかがびちゃびちゃになることがあります。
TOPの写真もまさにそうですね。
そんな時の対処法として、
・足しぬかをする
・キッチンペーパーなどで吸い取る
などがありますが、もう一つの対処法として、「水抜き器」を使うという方法があります。
ということで今回は、我が家で愛用している水抜き器「ぬかとっくり」をご紹介していきましょう!
水抜き器ってなんぞや!?
水抜き器は、穴が無数に開いたお猪口のようなもので、ぬかに埋めると水抜き器の穴から水分が入ってきて底に溜まり、水だけを取り出すことができるというものです。
これは昔からある道具で、ちょっとお高いぬか床容器を買うと、付いてくるものもあります。
僕もぬか漬けを始めたての頃、ぬかの水分量が多くて悩んだことがあったのですが、プラスチック製の安い糠床容器を買ったので水抜き器は付いていませんでした。
そこでいろいろ調べたところ、「ぬかとっくり」なる商品にたどり着きました。
我が家の水抜き器「ぬかとっくり」
こちらが我が家にある便利アイテムの一つ、水抜き器の「ぬかとっくり」ちゃんです。
こちらの水抜き器が普通の水抜き器と違う点は、”とっくり”のように、首の部分が少し細くなっている点です。
なんでもぬか床発酵時に発する“熱”を利用して、ぬか床から発生するガスを取り込み、その流れに水が引き寄せられ、ぬか床の水が取れるという仕組みなんだとか(あぁ、サイエンス!)。
とっくり型の形により煙突効果が起こりやすくなり、発酵ガスが「ぬかとっくり」の穴から外へと通り抜けていきやすいんだとか(さいえんすまじょりてぃー)。
文系の僕としては、いまいち理解していないのですが(笑)、とにかく普通の水抜き器よりもよく水が取れるとのおふれ。
うーむ、これは買うべきかと思ったのですが、お値段を見てびっくり!
2,160円(当時)
普通の水抜き器が1,000円しない中、この値段はなかなか…
と散々悩んだのですが、元々こういう”ちょっと他よりもいいもの”についつい心惹かれてしまう性分なので、購入してみることにしたのです。
確かに水がよく取れる!
せっかく買ったんだから使わなきゃってことで、まずは実験をしてみました。
そして半日が経過したところで取り出してみると、
おぉ。水が取れている!
というか、取れすぎて「ぬかとっくり」をぬかから取り出した際、穴から水が大量に漏れるという(笑)
他の水抜き器を使ったことがないので分かりませんが、段違いに水をとってくれるような気がします。
ってなことで、しばらくはこのように糠床の端っこに埋めて、水をとっていました。
なかなかの便利グッズです!
ちなみにこちらの水、サバなんかの青魚を一晩漬けて焼くと生臭さがぬけた美味しい焼き魚に変身するんだとか…
これは試していませんが、そのうちやってみようかな。
ただしぬか床に溜まっている水は、ぬかの良い成分が凝縮されているので捨ててはいけないなど諸説あります。
ということで僕も最近は、白菜など水分が多く出る野菜の時のみ使うようにしていますね。
水抜き機以外の水抜き方法はこちらにまとめましたので、よろしかったらご覧ください。
【水抜き】ぬか床がビシャビシャになった時の水抜き方法を解説!
お野菜を漬けていると、だんだんぬか床の水分量が多くなります。 これはぬか漬けをや ...
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便利アイテムお試しあれ!
なかなかの威力!やるな「ぬかとっくり」!
ということで折り紙付きでございます。
水抜き器を買おうと思っている方は、検討してみるのもいいと思いますよ!
ちなみにサイズ「大・中・小」の三種類で、我が家は小を使っています。
こらこら!食べ物で遊んじゃダメですよ〜!w